1. ガラス製温度計
  2. JIS B 7411、7414  一般用ガラス製棒状温度計

JIS B 7414 一般用ガラス製棒状温度計

表5 ガラス製棒状温度計(全浸没)

 ガラス製温度計は通常全浸没の状態で目盛り定めされております。 精密なものの代表として基準温度計、標準温度計があり、一般的なものの代表として1℃目盛のもの(「なみもの」と一般によばれている。 棒状温度計の項参照)があります。 この「なみもの」温度計を規格化したものに、JIS-B-7414附属書1ガラス製棒状温度計(全浸没)があります。 この温度計は優れた材質のガラスを用い、経年変化が少なく、化学的熱的耐久性をもち、機械的な衝撃に対しても充分強度を有するよう製作されております。 

製品No. 型番 温度範囲 目盛 全長 浸没線 価格(税抜き)
1-J6-50A   50A(有機液体) 赤液 -30~  +50℃ 1/1 1℃ 300±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 \15,000
1-J6-100A 100A(有機液体) 赤液   -5~+105℃ 1/1 1℃ 300±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥12,000
1-J6-150A 150A(有機液体) 赤液   -5~+150℃ 1/1 1℃ 300±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥14,000
1-J6-50M 50M(水銀) 水銀  -30~  +50℃ 1/2 0.5℃ 300±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥19,000
1-J6-100M 100M(水銀) 水銀   -5~+105℃ 1/2 0.5℃ 300±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥16,000
1-J6-150M 150M(水銀) 水銀 -5~+150℃ 1/2 0.5℃ 300±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥18,000
1-J6-200M 200M(水銀) 水銀 -5~+200℃ 1/2 0.5℃ 350±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥20,000
1-J6-250M 250M(水銀) 水銀 -5~+250℃ 1/2 0.5℃ 350±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥23,000
1-J6-300M 300M(水銀) 水銀 -5~+300℃ 1/2 0.5℃ 400±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥26,000
1-J6-360M 360M(水銀) 水銀 -5~+360℃ 1/1 1℃ 330±5㎜ 6~7㎜ 全浸没 ¥29,000

表6 ガラス製浸没線付温度計

製品No. 型番 温度範囲 目盛 全長 浸没線 価格(税抜き)
1-J6-50P 50P(水銀) 水銀 -30~ +50℃ 1/2 0.5℃ 300±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥23,000
1-J6-100P 100P(水銀) 水銀  -10~+110℃ 1/2 0.5℃ 350±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥20,000
1-J6-150P 150P(水銀) 水銀 -10~+150℃ 1/2 0.5℃ 350±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥22,000
1-J6-200P 200P(水銀) 水銀 -10~+200℃ 1/2 0.5℃ 400±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥24,000
1-J6-250P 250P(水銀) 水銀 -10~+250℃ 1/2 0.5℃ 400±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥27,000
1-J6-300P 300P(水銀) 水銀 -10~+300℃ 1/2 0.5℃ 450±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥30,000
1-J6-360P 360P(水銀) 水銀 -10~+360℃ 1/1 1℃ 400±5㎜ 6.5~7.5㎜ 76㎜ ¥33,000

表3(比較的低い正確さでの測定用)

 一般に使用されている温度計は、感温液全体が測ろうとする温度に保たれた状態で目盛り定めされています。 
 これを全浸没温度計といいます。〔図2(a)〕  これに対し感温液の一部を常に露出させた状態で目盛り定めされた温度計を浸没線付温度計といいます。〔図2(b)〕  
 通常は全浸没の状態で温度計を使用することの不可能な場合が少なくありません。 むしろ一部を露出させて測定する方が多いといえます。このような時、全浸没温度計を使用しますと、露出部の温度差により正しい温度が得られません。 その誤差は高温域(300℃以上)及び低温域(-50℃以下)で大きな値となります。  
 浸没線付温度計の範囲は広く、別項の足長温度計、L型温度計も殆どが浸没線付温度計に属します。

                       
                             
製品No. 型番 温度範囲 目盛 全長 浸没線 価格(税抜き)
1-J5-C C 水銀     0~ +60℃ 0.5℃ 305㎜ 全浸没 ¥8,000