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風向風速計

風速計について

 本器の風速は三杯又は風車の軸に直結する交流発電機によって誘起された電圧は整流され指示器を作動させるものと、三杯型の風程式風速計があります。  
 風向は三杯型には矢羽根、風車型には鉛直尾翼が取り付けられ、風向に対して追従する風向軸に直結したシンクロ(セルシン)が回ると、それに伴って指示部のシンクロが全く同じく回転し、指示します。

              

用途
一般気象観測、測候所、産業、農業、船舶等
選び方
 三杯型風速計は風程式と瞬間風速、平均風速のものがあります。風車型及び三杯型風向風速計は、微風速用と強風用があり、公害関係には微風速用が使用されています。その他、光ファイバ式、デジタル式、電流、電圧出力付、警報付など多様で電源はAC、DC両用があります。
取扱い方
 風速計は設置場所が一番重要で、風速は地面より高くなる程、一般に強くなります。WMO(世界気象機構)で地上10mの高さを基準としています。場所の標準条件は風速計と障害物との距離が障害物の高さの10倍以上ある場所ですが、実際はそんな場所は少ないため、障害物の上面から2m以上高くなるような鉄塔を立てて取り付ける必要があります。